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がんの検査

子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」があり、日本の若い女性に子宮頸がんが増加しているため、産婦人科医会も積極的に啓発に励んでます。 時々ある質問に「何歳までがん検診をうければいいのですか」という質問があります。若い女性の子宮がんが急増しているために、若い女性の検診を進めようとしていますが、がん検診がいつまでという年齢はありません。死亡原因の第一位はがんなどの悪性腫瘍です。

子宮頸がん

通常は内診と細胞診(スメア)という検査を行います。痛みのある検査ではありません。 子宮のがんの発生部位を擦過し、取れた細胞を染色し、顕微鏡で見て診断します。1回の細胞診で1万~2万個くらいの細胞がとれ、それを見て診断するので結果は1週間から10日くらいかかります。細胞診で異常がでると、組織診という検査を行います。これで診断が決まります。 子宮頸がんの検査の特徴は、前がん(がんになる前の異変)状態を発見できることです。つまりがんになる前に診断できます。子宮頸がんの大部分はヒトパピローマウイルスの感染が原因です(性交渉により感染します)。最近は、パピローマウイルスの型(発がん性のウイルスかどうか)も調べることができます。

子宮体がん

子宮の内部から細胞をとってきて頸がんと同じように診断します。超音波検査で子宮内膜の厚みや不整の状態を調べることもあります。必要によりMRIなどの検査を追加します。子宮頸がんよりやや高い年齢に発生します。

卵巣がん

卵巣がんも最近、急増しています(40年で4倍)。卵巣がんは初めは全く症状がなく、婦人科を受診して初めてわかることが多いです。卵巣のう腫から悪性変化することも多いので、子宮がん検査の時に一緒に診てもらうとよいでしょう。

まとめ

いろいろな病気やがんがある中で、婦人科のがん、特に子宮頸がんは早期発見、前がん状態の段階で治療できる病気です。発生の多いがんの中で唯一、予防ワクチンや前がん状態がしっかり診断できるものです。怖がらずに婦人科医に相談してください。 日常診療の中で「本当に早く発見できてよかったですね」と患者さんとお話しすることが多いです。